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てれれれてれれー、てってって [換気扇サンダーバード]

久々のチロルチョコ.jpg

 どうしよう今月もう4回もウェブログ更新しちゃった。

 夏休みのラジオ体操は欠席ばかりだった高菜らいすです、こんばんは。せっかくの夏休みなのにわざわざ早起きしてわざわざ他人と一緒になってわざわざ体を動かすなんて正気の沙汰とは思えない。そう感じていたリトルらいすでした。その考えを口にだそうものならば、周囲はざわざわしたかもしれません。わざわざな人々が、ざわざわ。ゲラゲラ。当時も友達は多くはありませんでした。でももうちょっと参加しても良かったと今は思う。身体を動かすことの喜びを大人になってから知ったんだよ。現在も昔も極端な性格なんです。

 さておき、2月の初めの頃だったでしょうか。夜フカシがたたって寝不足になり朦朧としていた高菜らいすがおりました。ひとりぼっちだった。その日の昼下がりボンヤリと生協食堂のはじっこで過ごしていると、ふと、ある音楽と情景が舞い降りてきたのです。ライアン、アリーナ、クリフト、ブライ、トルネコ、ミネア、マーニャ、そしてシンシア。そうですドラゴンクエストⅣのエンディングです。ファミコン版ドラゴンクエストが大好きな高菜らいすは、もちろんN響のオーケストラアレンジ版のサントラCDを買いました。今でもときどき聴きます。Ⅳは塔の音楽が特に好き。怪しげな場所を探検している感じがして良い。幻想的でもある。

 ファミコン版では当然のことながら、ファミコンのピコピコ音源で音楽が奏でられていた。音源の波形によって「矩形波」や「階段三角波」と呼ばれたりするこのピコピコ音源。表現力の乏しい音源を用いて当時のサウンドプログラマーは大変試行錯誤されたと聞きます。いかに残響音が聞こえるように鳴らすか、ビブラートはどうする? 三和音までしか用いられない制約、などなどファミコンの音楽作りは戦いの日々だったそうです。

 ドラゴンクエストファミコン版のエンディングはオーケストラ版とはアレンジが違っていた。Ⅳは五章立てのゲームで、それぞれの章でテーマ曲が用意されていたのです。フィールドを歩いているときの曲がそれぞれ作られていたんだよ。で、エンディング曲の途中でゲームの第一章~第四章までの音楽がメドレーっぽく挿入されている箇所があるのです。これがエンディングの演出とすごくマッチしていたのです。おかげで「そうそう、色々あったよね」とゲーム内での遍歴を瞬時に思い浮かべることができました。

 食堂にて、なんだかその最後のシーンを思い出してしまったのです。死んでしまったはずのシンシアと抱き合い、そこへそれぞれの生活へ戻っていったはずの仲間が駆けつけている、というあのシーン。最期のボスにはちょっと同情できてしまうエピソードもあって、Ⅳはなんだか切ないゲームでもありました。その切なさからの、最後のご褒美的な、優しいエンディングだったんだ。

 泣いたわ……。

 食堂で昼下がり、涙を浮かべつつ虚空を眺めている人がいたら、その人は寝不足でドラゴンクエストⅣエンディングの幻を見ているのです。どうかそっと、現実に戻してやってください。なあに簡単です。「たとえ肉体がそばにはいなくとも、お前の心の中には、彼らがいるだろ?」とかナントカそれっぽいことを笑顔で言ってくれればすぐに我に返ります。引き戻してくれたお礼に、食堂のビールをおごってくれるかもしれませんじょ?

 ま、そんなこんなもありまして、この頃ピコピコな音楽をネットで探したりする日々が続いております。先にも上げました「矩形波」や「階段三角波」を音源として作ったオリジナル曲を公開されている方もたくさんいらっしゃいます。また、ファイナルファンタジーやロックマンの音楽はやはり人気があるようでした。高菜らいすは個人的に「飛龍の拳Ⅱドラゴンの翼」というゲームの音楽っぽいものはないかと探したりしています。このゲームは自分じゃクリア出来なかったけれど、音楽は大のお気に入りだった。

 ジャングルステージの曲などは、今でもたまに口ずさむ。
 高菜の音楽の素養は、ピコピコで培われたのだろうな。


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