SSブログ

わて、腱鞘炎になってもたー [水琴窟のウンディーネ]

桃色のヒルザキツキミソウ.jpg

 「モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲き月見草)」なのだ。

 可愛らしいお花なのだ。観賞用としてやってきたのだけれど、いまでは逸出して野生化していることもあるらしい。ツキミソウなのに、ヒルザキとは、これ如何に? けれども「まあお昼間にも月は出ていることがあるから、セーフ」というお言葉を戴きまして、なるほどと思った高菜らいすでした。可愛らしいお花なのだ。

 高菜らいす、数週間前から右手の平の様子がおかしく、本日はお医者さんに行ってまいりました。右手がどうもずっと熱く、腫れているような状態だったのです。「腱鞘炎かしら?」と思っていたら、その疑いが濃厚になりました。そうは言ってもキーボードを打つくらいで痛みが来るようなものではなく、なんとなく動かしづらいという程度だったのですけれどね。

 だがしかし、数日前からは痺れがやってきたのだ。

 これはヤバいかもしれない、怖いよ怖いよ。お医者さんへいくことにしました。自分で無理な方向に筋を伸ばしたりとなんちゃってマッサージを頻繁に行なっていたこともあまり良くなかったみたい。痛いときは無理せずにそっと安静にしておくのが良いそうです。お医者様に叱られました。素人のなんとやら、です(^^; 深く反省いたしました。今は湿布薬を貼っておりまして、ひんやり気持ちいいです。しびれは血行不良が慢性的であるために起こっている場合が多く、温めるのが良いそうです。

 みんなも無理しちゃダメだぞ☆彡

 さておき、この頃は青木玉さんという方の『こぼれ種』というエッセイ集を読んだりしております。著者の植物への関心を追体験できる面白い本です。とてもよくわかる気持ちが書かれているのだ。以前「植物を知らないことへの焦り」というものが高菜らいすにはあると申し上げたことがあると思います。その気持を知っているかのような文章がたくさんでてきます。「考えてもみれば果物をつける樹木は、その前に花を咲かせているはずであること」とか、「大島桜を見たくて大島まで行っちゃうこと」とか、青木玉さん、まるで高菜らいすのようだ!と思ってしまう始末。大変共感できるエッセイなのであります。しかし彼女が高菜らいすよりも優れているところは、「まあそれでも焦らずゆったりといこう」という態度が感じられるところでしょうか。素晴らしい。良い時期に良い本に巡り会えたように思います。お天道様は、高菜らいすを見ているのかもあなあと思ってしまいました。

 どうも。

 ちなみに青木玉さんは、作家の幸田文さんという方の一人娘らしい。幸田文さんは幸田露伴さんという方の娘らしい。どちらももしかしたら有名な方なのかもだけれど、高菜らいす寡聞にして詳しく知らない。今度、お母上やお祖父様の著作にも当たってみようと思います。(ふむふむ。幸田露伴さんには『いさなとり』という物語があるみたいだ。捕鯨が出てくるお話なのかなあ)

 あと、これは別にどうということでもないのですけれど、かつて高菜らいすが「すばらしい本であった」と述べた苅谷剛彦さん著作『知的複眼思考法』の単行本が古本屋に並んでおりまして、思わず購入してしまいました。すでに文庫版を持っているというのに。ものすごくきれいな状態だったのでついつい買ってしまった(笑) 機会があれば誰かに差し上げればいいよね、と言い聞かせて購入しました。105円でした。高菜らいすの悪い癖である「何事も、答えがどこかに用意されている」という思考自体を考え直すきっかけとなった本のひとつであります。大学生にも人気の本らしく、毎年「大学に入ったら読むべき本」的なリストに加えられていることが多いのだとか。なるほど納得です。

 そういえばこないだ読んだ『打たれ強くなるための読書術』(東郷雄二著)には、「では「知的に打たれ強い」というのはどういうことだろうか。それはいろいろなことについて知識を豊富に持っていて、議論で常に相手を言い負かすということだろうか。いや、そうではない。それはひと言で言うと、「正解のない世界に耐える」ということであり、ビター・チョコレートのように苦み走った大人の態度なのだ」と書かれていた。正解のない世界に耐える。うふふ。なんだかカッコイイなあと思ったものでした。

 良い買い物をしたー。


nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 6

潮

腱鞘炎やっかいですね。私も1年前から患っておりまして、なかなかよくなりません。
医者によって、手を「安静にして動かすな」という人と「積極的に動かせ」という人がいて、どっちの言うことを聞けば良いのか迷います。整形外科学会でも「動かす派」と「安静派」が真っ向から対立しているらしい。
私の主治医は「動かす派」なので、手首をぶらぶらさせたり回したり、指をぶらぶらさせたりしています。
ちょっと良くなった気はしますが、なかなか完治しませんね。
お大事にしてください。

by 潮 (2011-07-05 17:54) 

たにぐち

あのう…、もしかして先月のコメント欄でのARIAの感想のやりとりが原因なんでしょうか? だとしたら、ほんッとうに申し訳ないッス。それだけお伝え出来ればと思いまして。それから、手根管症候群の可能性があるかもですよと、これも一言。手首をサポーターで固定すると症状が改善するようなことが書かれていましたので。詳しくはグーグル先生、主治医にお尋ねください。ではお大事に!
by たにぐち (2011-07-05 21:20) 

takana_R

潮さんへ

 ぐわー。腰痛同盟でもあり、腱鞘炎同盟でもあったとはー(笑) 一度なってしまうと癖になりなかなか治らない、再発するもののようですね。恐ろしや。高菜らいすを診てくださった先生は「安静にして動かすな」派のようでした。動かしたほうが良いという意見もあるのか……いったいどっちを信じればいいのか。痛みを伴い、まさに「当人」である身として、潮さんの「どっちの言うことを聞けば良いのか迷います」という言葉を実感を持って受け取ることが出来ました。

 ほんまにどっちやねん!

 朝起きたときには右手首から先までカチカチになってしまうのです。徐々に動かしていれば、だんだん動きやすくなり、夕方には自分が腱鞘炎であることを忘れるくらいに。ただ、じわじわと夜に思い出してくるのです。困ったものですね。しばらくは「右手を大事にするキャンペーン」と称しまして、右手をあまり使わないようにしたいと思います。でも、動かしたほうがいいのかなあ……。どっちやねん!

 潮さんも、大事になさってください。
 ではではー。

(にゃんこの王子はお元気なのかなあと、ふと思い出しました)

by takana_R (2011-07-06 20:57) 

takana_R

たにぐちサンへ

 コメントのやり取りが原因ではないと思いますよー。職場で重たい本の山を何度も往復して運んだのが原因ではないかと。お箸より重いものを持ったこと無いので。なんつって(笑) 途中で「いてっ、手首を捻った!」と思った時があったのですけれど、そのまま本のお引越しを続行してしまったのが原因だと思います。素直に「手が痛いのであとはお願いします」と申し出ればよかったのですけれど、頑固な高菜らいすはそのあともお手伝い続けてしまったのでした。
 感想のやり取り、つまりキーボードを打つくらいは、なんてことないです。いまでも楽々打鍵しております。

 ご心配いただき、ありがとうございました。
by takana_R (2011-07-06 20:58) 

潮

そういえば腰痛同盟でもありましたね。
身体ガタガタ……

にゃんこ王子、元気です。
実は最近引越したのです。猫は家につくと言われるくらい「なわばり」が変わるとストレスになります。
新居に来てから2日間は押入れに隠れて出て来ず、ごはんも食べず心配しましたが、3日目から慣れ始め、1カ月たった現在ではすっかりくつろぐようになりました。↓
http://photozou.jp/photo/top/1826332
by 潮 (2011-07-07 22:16) 

takana_R

 身体ガタガタ(笑) あはは。高菜はおまけに頭痛持ちでもあります。

 にゃんこ! おヒゲのように見える柄のある、にゃんこ王子! 写真をありがとうございます。最初は慣れずに隠れていたとのこと。写真ではくつろいでいる感じですね。猫飼いたいなー、猫飼いたいなー、猫飼いたいなー。でも高菜らいすは猫アレルギー持ちでもあるのです。ちょっとだけ触るなら平気なのですけれどね。

 お写真、ありがとうございました!
 言ってみるものだなあ(笑) にはは(^^
by takana_R (2011-07-08 21:20) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。