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ついつい黒豆を食べ過ぎてしまう [ナギナギ石切ジャンプ]

くろまめぇ♪.jpg

 お正月気分がやっと覚めたよ。

 ちと遅いかの? 「あけましておめでとう」というご挨拶も申し上げておりませんでしたね。やあみなさん、あけおめことよろ。今年は「龍」の年だそうですよ。滝壺から、雷鳴と共に天へと登る、そんなイメージで頑張っちゃいなよYOU! とまあそんな感じで挨拶とさせていただきたく。高菜もきっと頑張る。

 近頃は「モノを捨てる」ことをテーマにお部屋の掃除をしたり、本を読んだり、アニメを観たり、仕事をしたりして過ごしています。要らないお洋服やサンダルを捨てる。これがなかなか難しく、思い切りが必要なんである。いつかどこかで、著名お掃除アドバイザーさんが「掃除は祭りです!」とおっしゃったそうな。なるほど、勢いでどわわーっとやってしまうのが良いのだろう、そう思いつつ。週に二度ある燃えるゴミの日に、「この日はこれを捨てる」「別のこの日はあれを捨てる」とわざわざ紙に書いたりして、粛々と処分する日々でございます。

 読書はまあ、いろいろ読んだりしているのですけれど、『スピンク日記』(町田康著)が面白かったよ。町田さん、二匹のプードルを飼っているそうで、その一匹がスピンクという名前なのだ。スピンクが語る、という形式でもって綴られるエッセイ本とでも言いましょうか。とても面白い本でした。一人で読みながら、ときおりくすくす笑えた、そんな本でした。あと、プードルという犬種にはいくつかあって、スタンダードプードルってのはけっこう大きい犬種なのですね。初めて知りました。それにつけても高菜らいすは町田康氏の文章が好きすぎて困る。新刊が愉しみな作家さんです。と、前にも申し上げたかもしれない。

 それから山川出版から出ている『もういちど読む山川世界史』という本。これは世界史の概説をささっと振り返ることの出来る本のようでした。中国の官吏登用制度「科挙」や、大航海時代からあとのイギリスによる「三角貿易」のことなど、興味の出る事柄もあり、脳内にある目次に新たな項目が加わった感じがいたします。

 それからあとは、んー、そうだな、短い小説も何冊か。今更申し上げるのもなんですけれど、高菜らいすはけっこう権威主義的なところがありまして、それに釣られてか、半年に一度発表される芥川賞・直木賞の発表を楽しみにしていたりします。そうしてそこであげられた作品を手にとってみたり。同じ作家さんでも、受賞作品よりもそうではない作品のほうが高菜らいすにとっては面白かったりして、なんだか困惑することもあるのですけれどね(^^; そんな目的で持って選んだ小説を読んだりもしました。

 そういえば去年は『罪と罰』を読んでみたい、などと思っていたのだけれど、結局果たせず。今年に持ち越しの宿題となりました。図書館に行って手に取るものの「うーん、分厚い。ゆったりと時間のとれるときに、また」と本棚に返してしまうんであった。ただ、読めない分量では無いはずなのだよね。時間なんて土曜日曜を目一杯使えばたぶん読めてしまうだろうし。いつかの休日に、なるべく近いうちに、頭が覚えているうちに、ページを開いてみたいと思います。みんなが知ってる傑作は本当に傑作なの? むふふ。有名な作品に触れる愉しみのひとつに「他の人の感想を聞く」というものもあるような気がしてきた高菜らいす、そろそろお肌の曲がり角を迎えておりまする。作品を知っている人が多いぶん、ネット上にも感想がたくさん載っているんだー。それを夜な夜な探すのがわりと面白いんであります。

 アニメといえば、去年末に最終回を迎えたアニメ『輪るピングドラム』が面白かったよ。これについてはまた日をあらためて記事に感想を残しておきたい。あとは『日常』というアニメがなんだか可愛らしく可笑しくて良かったかも。ハカセと呼ばれる子供が出てくるのだけれども、これがとっても可愛いのだ。それから『Fate/zero』というのもぶっとんだ設定で面白い。これはまだ終わっていないようで、4月から続きが始まるそうです。『Fate/zero』の主人公クラスの人物に、セイバーと呼ばれる剣士がいらっしゃるのですけれど、これがなんと前世がアーサー王の「女の子」なんである。アーサー王を女性にしてしまえるこのぶっ飛び具合が、なんというか、日本のサブカルチャー業界の凄みというか懐の深さと言うか……ブルブル震えたんでありました。

 お仕事は……論文のお手伝いやら、レポートの赤ペン先生をさせてもらえたりと、わくわくしつつ、けっこう悩みながら進めております。公平性を守りつつ、誰かを評価するってのは、意外と大変な作業です。創作活動にフィードバックさせられればいいな、創作活動が仕事に生かせればいいな、などなどぼんやり思う今日この頃であります。

 そうそう、物語を書き始めたおかげで、間違いなく高菜らいすの文章力と読解力は上がっているように感じます。思えば前のウェブログではアホみたいにキーボードを打っていた気がします。いまでは一ヶ月に一度くらいの更新になってしまいましたけれど(^^; やってみるものですね。かつてのウェブログを読み返してみると「なんじゃこりゃ……」と赤面してしまうことがほとんどなのですけれど、まああれも無駄にはなっていない、そのように思えたんであります。

 1月もそろそろ終盤に差し掛かって参りました。
 風邪など引かないように気をつけて、乗り切りたいと思います。


たてがみのホコリを、パサパサ [ナギナギ石切ジャンプ]

 お掃除の季節がやってまいりました。

 年末に向けての大掃除を始めました。手始めにエアコンのお掃除から。夏場に冷房として使っていた汚れがたまっていた。窓の周りのホコリもトルトル。我が家にはハエトリグモが夜な夜な闊歩しておりまして、彼らは飛び移る際に落下防止策として糸を出す。それがそのまま残り、そこへ部屋を舞っていたホコリ等がつく。こうして人の目にも蜘蛛の糸があることが知覚されるわけです。よくできているなあ。

 そういえば一ヶ月ほど前にハンディクリーナーを購入したんであります。掃除好きなくせに、掃除機を持っていなかったと驚かれるかもしれない。高菜らいすは拭き掃除が好きなんでありまして、掃除機の出番がなく、持っていなかったんである。かつてはバッテリー充電式の掃除機を使ったりもしてみたのですけれど、いまいち吸引力に難があり、「掃除機使えねえなあ」などと思っていた。今回購入したのはバッテリー充電式ではなく、コードで直接電力を供給するタイプのものです。

 すごい吸引力!

 大満足の高菜らいす、年末の大掃除が楽しみで仕方ありませんでした。いよいよ12月も目前です。そろそろお掃除を始めてみようかと思い立ち今に至る。さあじゃんじゃんいらないものを捨てるぞと息巻いております。「料理上手」「マッサージ上手」がもてはやされる昨今、ふふふ、「お掃除上手」もきっともてはやされるに違いない、そんな予感がひしひしと。

 急に寒くなりました。
 みなさま身体を冷やさぬよう、お気をつけ下さいませ。


ラジオ体操もない、長い長い夏休みさ [ナギナギ石切ジャンプ]

ちりちりちりー.jpg

 トラウトサーモンの刺身を食べたよー。

 夏場なので生鮮食品の値引きモノは多少危険かと思いつつ、買って持って帰ったあとすぐに食べたので安心です。味もちゃんとしてた。美味しかったよ。原産国名には「チリ」と表示されていました。奇しくも先日『南米チリをサケ輸出大国に変えた日本人たち』(細野昭雄著)という本を読んだばかりだったのだ。スーパーマーケットに並んでいたサケを見てみると全部原産国チリとなっていました。なるほど、本に書いてあることは嘘じゃなかった。チリからの輸入に頼る日本となったんである。

 なぜチリだったかというと、米ソの冷戦の中で、日本の漁獲領域が削減されるであろうことが懸念され、日本はなんとか魚を手に入れたかった。そこでチリにサケを放流してみることにした。チリは、零細漁業で苦しんでいた漁師を助ける方法を模索していた、そしたら日本から打診があった。両者の考えていることが合致したそうな。最初は放流するだけにして、川に帰ってきたサケを獲るという計画だったのだけれど、そのうち養殖技術が進んで、養殖するように計画をシフトしたみたいです。

 昨年だったか、チリのコンセプシオンで地震があり、その影響で津波が日本にもやってきていましたよね。コンセプシオンには養殖用のサケの餌を作る工場があるそうです。さらにコンセプシオンといえば、あのチャールズ・ダーウィンが立ち寄った際にも地震があり、隆起した地面、その断層を見たことが、のちの進化論という仮説を作るきっかけにもなったとかなんとか。そんな記憶を喚起しつつ、本を楽しんだ高菜らいすでした。

 サーモン、うまうまー。

 サケの何が素晴らしいかって、その色と味なのではなかろうか。他のお魚と比べると、生臭さも無いし、食べやすいのだ。見た目鮮やかで食欲も刺激される気がします。ネット上では「サーモン(笑)」とか表記されて、サーモンが好きであることを馬鹿にする方もいらっしゃるときく。サーモンが好きになるのは至極当然のことなのでは? サーモンが好きなことを馬鹿にするなんておかしいぽん。とプンスカしている高菜らいすなのでありました。

 しかし暑い時に食べる刺身は、良かった。動物性タンパクを摂取する必要に迫られた夏には、刺身。そのような新体験が高菜らいすの中に構築された今週でありました。お豆腐もいいけれど、動物性タンパクも、食べたくなるのだ。けれども牛や豚の肉は油がちょっと……などと思ってしまう。そこでお魚ですよ! 気を良くした高菜らいすは今日もまた刺身を食べたんでありました(笑) 今日は「ツバス」のお刺身を。ツバスというのはたしかブリの幼魚もしくは若魚のことだったかと。関西ではツバスと呼ぶんだよー。

 ブリかあ……。
 冬が待ち遠しいな。


花期の長い園芸種も、そういう理由か? [ナギナギ石切ジャンプ]

不断桜(御池桜).jpg

 こんにちは。

 いかがお過ごしでしょうか。高菜らいすは桜の花びらと戯れて「うふふうふふ」ともらしながら道を歩いています。捕まるか、捕まらないか。職質or逮捕。あれ。どっちにしろ不審人物ではある模様。がっくり。

 さておき。画像は京都は烏丸御池辺りに存在する不断桜と呼ばれる桜の画像です。当地では「御池桜」と名付けられて親しまれているようでした。前から気になっていたこの桜。何が気になっていたかと申し上げますと、さむーい冬なのに花が満開に咲いている時があったりしたのだ。それを見た高菜らいすは「ああ、このあいだ一日だけ暖かい日があったものなあ、狂い咲きってやつだろう」と訳知り顔で通り過ぎたものでした。

 でも違っていた。

 この不断桜という種類の桜はたいへん変わり種らしく、年に何度も花を咲かせたりするのだそうです。どの季節でも花を絶やさない、そこから「不断桜」と名付けられたとか。つまり、予期せぬ暖かさにステータスがバーサーク、状態異常になっていたのではなく、常に狂っている桜だったのです。常に狂っているというのはしかし、こちら側から見た感想なのでして、見方を変えればそういう種類の桜なんだよ、とも当然言えるわけでして、なるほど、桜というのは高菜らいすにとってまだまだ謎めいております。「常に狂っている」という言葉に幼心を刺激されたりしております。この場合の幼心とはネットで俗にいう「中二病」というやつかも。むふふ。

 この不断桜の妙なところは、ある幹に咲く花は八重咲きで、他の幹にはスタンダードな5枚の花びらのお花を咲かせたりで、個体の中でも花の形が一定ではないことなのです。さらに、幹によって花の咲く形態が定まっているのかというと案外そうでもなく、八重咲きのものが咲いた幹に次には5枚の花びらのものが咲いたりと、なんだかもうとにかく奇妙奇天烈なやつなのです。そしてそういうところに妙な親近感を覚える高菜らいすなのでして、つまりこの桜は、

 ……ずっと酔っ払っている状態?

 なのではなかろうか。そんな擬人化を試みてしまうのでした。もし高菜らいすにこの桜の命名権が与えられていたならば間違いなく「酩酊桜」と名付けていたでしょう。でも命名権は与えられはしなかったのでして、とても残念。いつか南米エクアドルの森林にて新種を発見することが高菜らいすにあるかもしれない、そんなときにはこの「酩酊桜」を思い出し、名付けの参考にしたいものです。エクアドルに行く予定はありませんけれども。

 桜といえば、この御池桜だけでなく京都市内の河原に設置された公園には兼六園からやってきたという桜もあったりします。(たぶんクローン桜だと思われる) 一つの花の花びらが300枚にもなるという八重桜なのです。毎年この桜を眺めると、高菜らいすの中にある探究心が刺激されます。銘打つとすれば「小さき無駄な好奇心」とでも申しましょうか。

 本当に300枚もあるのだろうか?

 か、数えてみたいじょ!(≧_≦)

 そんな好奇心を刺激されるのでした。その兼六園から持ち込まれたという桜のお花自体は、八重桜らしいふわふわモフモフの美しい姿で高菜らいすの気持ちを楽しくさせてくれます。ただ「八重咲きのものには子孫を残す機能が失われているものがある」という知識を得てからは、八重咲きの品種のものに対して同情にも似た感情も禁じえません。雄しべを花弁に変化させてしまったから花びらがたくさんの八重咲きタイプになるわけです。雄しべを作るパワーをすべて花びらを作る方にまわした、そんなのが八重咲きたちなのだ。(そのせいか、花期が長いのだって。生殖器官を作るのにはパワーがいるらしく、それをお花に回しているためか、花期が長いとか) 誰かと混じり合って、新しい遺伝子を残すことはできない、けれども目一杯花びらを付かせて咲き誇る。お花の生物学的な機能は「受粉」のためではなかったか。媒介者を誘うために花を咲かせるというのが定説なのではなかったか。だったら八重桜って生物学的には劣勢にあるのではないか、そんなお花で大丈夫か?

 なんて思ったり。

 そういえば先の不断桜は八重咲きの花と5枚の花の両方を咲かせると述べましたけれど、なるほど、これなら子孫を残す可能性があるということだろうか? そして八重咲きだけの子孫、5枚咲きだけの子孫、両方を持った子孫が生まれるのだけれど、ダーウィンさんの言っていた「自然選択」によって、いずれかの子孫が世に蔓延るようになる。そうなると、不断桜は進化の途上にある中間種と考えられるのだろうか? オラ、なんだか楽しくなってきたぞー。

 と、妄想膨らむ土曜日午後でございました。
 コーヒー、うまい。



【追記】 桜に関していろいろと調べていたら、ソメイヨシノについて書いてあるページに辿り着きました。まあ、ウィキペディアなんですけれども(^^; ソメイヨシノも子孫を残せない(残さない?)そうです。稀に結実するものもあるそうですけれど、発芽しないのだとか。今全国に広がっているソメイヨシノは、限られた原木からのクローンではないか、そういう説が濃厚なのだそうです。

 かつては花といえば梅のことが一般的だった時代があったそうですよね。その後は花といえば桜のことが一般的になったらしい。花といえば梅であった時代のことに思いを馳せれば、かの時代の人の心もちっとは理解できるだろうか? そんなことを思います。梅も桜も樹木にたくさん花が咲くところは似ているけれど、桜は薄ピンクが多いのに対して、梅には白や赤やピンクや黄色などなど、豊かな印象を持ちます。(高菜らいすが見たことのある桜の景色はほとんどがソメイヨシノだからかも?) 梅は華やかさが際立っている一方、桜は意外と地味な気がしてきたぞ……?


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